タイトル:いやだいやだの絵本
著者:せなけいこ
1969年11月10日発行 2011年12月15日 第115刷
出版社:福音館書店
赤ちゃんを楽しませたい!でも絵本を読んで伝わるの?
今年の夏は猛暑、酷暑で小さな赤ちゃんやお子さんと外遊びするのが難しいですね。
おもちゃやテレビもいいけれど、是非とも絵本でお子さんとの触れ合いをおすすめしたいと思います。
赤ちゃんは生まれたばかりの頃は視力が弱くてはっきりと見えていないそうです。
そのため、赤ちゃん向けの絵本はシンプルでわかりやすい形と、はっきりした鮮やかな色彩が用いられます。
はっきり言って0才の赤ちゃんには絵本の内容を理解できないと思いますが、
赤ちゃんにとって大切なのはお家の人の近くによって、声を聞けることなのではないでしょうか。
お母さん、お父さんに抱っこされながらやさしい声で読み聞かせしてもらうのは安心感につながります。
はっきりと記憶には残らないとしても親とぴったりくっついた時のいい気持ちは
どんなに小さくとも感じ取れるものでしょう。
いやだいやだの絵本をおすすめする理由
この「いやだいやだの絵本」は4冊のセットになっています。
内容は以下のとおりです。
- いやだいやだ
- ねないこだれだ
- にんじん
- もじゃもじゃ
この4冊はどれも可愛らしい貼り絵で子どもや動物やおばけなどがユーモラスに描かれています。
「いやだいやだ」は何でもすぐにいやと言うイヤイヤ期の女の子の話
「ねないこだれだ」は夜中寝ずに遊んでいたらおばけが現れるちょっと怖い話
「にんじん」はいろいろな動物たちがにんじんをおいしく食べる話
「もじゃもじゃ」は伸びすぎた髪や絡まった毛糸、育ちすぎた庭木の枝などをスッキリさせる話
となっており、我が家の子どもたちは赤ちゃん〜保育園のころまでよく読んで欲しいとリクエストしていました。
ひらがなが読めるようになると反対に大人に読み聞かせしてくれて微笑ましい思い出となっています。
- わかりやすく、子どもが自分に置き換えて考えられるお話
- 鮮やかな色彩とかわいい絵柄
- 成長してからひとりで読むのに挑戦しやすい易しさ
以上の理由からこの絵本を赤ちゃんの初めて触れる絵本に推薦します。
大きくなってからも楽しめる、大好きな絵本たちです。